ヘッドライトとポジションランプをLEDにしました。
不慣れなため色々と試行錯誤をしたので、これからLED化を考えているカムロードユーザーのためにここで手こずったということを記録として残しておくことにしました。
交換経緯
純正のハロゲンに性能的な不満があったわけではないのですが、なんか見た目が安っぽくてLEDにしたいなと思っていました。
ネットで軽く下調べすると、純正のハロゲンランプはドーム状のゴム部品で蓋をされたような状態で、そのままだと放熱部品がバルブの後ろについたり、外部コントロールボックスがあるLEDバルブは取り付けに問題があることが判明。
その対応策の一つとして、ドーム状のゴム部品に穴をあけてそこからLEDバルブから伸びているコードを出して、ハロゲンバルブに直接刺さっていたコネクターをドーム状の部品の外部で接続するという方法があるようでしたが、それでは熱に弱いLEDバルブの放熱対策が不十分なので、正しくはそのキャップ型のゴム部品を露出型の他のものに交換する必要があるようでした。
これを見て「なんかめんどくさいな」と思ってなかなか手を出していなかったのですが、どうしてもハロゲンの見た目の貧弱さが気になってついに重い腰を上げることにしました。
決めるべきこと二つ
で、何を買うかということですが、調べているうちに大きく二つ決めるべきことがあるとわかりました。
まず一つ目は
ファン付かファンレスか
二つ目は
外部コントロールボックスかバルブ内蔵型か
です。
ファンはPCのCPUファンのようなものがバルブの後ろについているものがあり、ないものは金属製のフィンで自然放熱させるものです。
で、外部コントロールボックスはLEDの制御をしているらしいのですが、ないものはそれをLEDバルブの後ろに内蔵させているようでした。
例外はあるでしょうが、ざっと見た感じは外部コントロールボックス方式のバルブはファンレスで、バルブにコントロールチップが内蔵されているものはファンが付いているようです。
私としては車のヘッドライトバルブはけっこう過酷な環境なので、出来れば可動部分が無いファンレスが望ましいと思いました。(意見は色々とある様ですが、室内のPCでさえ蓋を開ければあの汚れ具合なのに、雨露粉塵が加わる屋外を走行する車の冷却ファンは・・・と考えてファンレスにしました)
商品選定
ファンレス、外部コントロールボックス方式と決め、探しているうちにこのサイトを見つけました。
宣伝ページを見ると、当初からなんとなく頭にあった要件である「日本製」「車検対応」「ファンレス」「長期保証」のすべてを満たしていて、しかも要加工のドーム状のゴム部品に代わる防水カバーもちゃんと用意されていました。
しかもこのゴム部品の必要車種にちゃんと「カムロード」の名前があったので、すっかりその気になってしまい、その後は他商品をろくに探すことなく、H4型のこの商品を購入することにしました。
ポジションランプはアマゾンで適当にT10型の12V のものを選びました。
取り付け
まずグリルを外します。これはネットでちゃんと方法が見つかるので良いでしょう。
そして、ネジ3本外してヘッドライトユニットを外します。
ここで一つ問題が。
運転席側ヘッドライトのコネクター3つのうち一つがなかなか外れない(笑)
なので、作業ができるようになる一つだけ外してあとは付けたままで行きました。
そのドーム状のゴムキャップを外すとこんな感じ。
で、純正バルブについているコネクターを外してから、純正ステーを固定している針金を加工して作ったような「コ」の字のピンを抑えているプラスネジを外して純正バルブを取り出します。それからLEDバルブに付属しているステーを取り付け、押さえピンを戻してプラスネジをドライバーで固定。
(純正バルブは固定ステーがバルブと一体型で、LEDバルブはステーとバルブが分離しているので、まずステーだけを取り付けます。以下写真)
するとこんな感じになります。
で、このステーの真ん中の煙突状の部分に露出型の新しいゴムキャップを被せるようにはめてからLEDバルブを取り付けます。
横から見るとこんな感じ。
で、ここで誤算が!
「思ったよりコントロールボックスをつけるような場所がない!(運転席側)」というものです。
で、しばらく試行錯誤して、ここにつけました。
ステアリングが下に伸びていて、そこに取り付けられたステーに固定されているなんかのホースにつけました。
他に取り付けられそうなホースはへにゃへにゃで、これがしっかりしている唯一のものだと見えました。(ちゃんと探せばほかにあるかもしれませんが)
一方、助手席側はいい場所がありました。
衝突安全のビームのようながっちりとした二本のパイプに取り付け。
で、ここにコネクターボックスも取り付けました。
さあ終わったぞ!
と思ったのですが、どう見てもこれが気になる。
この銀色のテープで見るからに適当に防水処理されたコネクター
自分のことながらさすがにこれは無いわ・・・と思いなおし、オートバックスに相談するも電気を通さないような結束テープでぐるぐる巻きにするしかないのでは・・という頼りないアドバイス。
ちょっとやってみたのですが形状が複雑なのでちゃんと密閉できないんですね。
LEDバルブのメーカーでもこの部分に関しての記述はなかったので、もしかしてこのままでもよいのかもしれませんが、一応純正ではドーム状のゴムキャップで防水処理されていたので、雪道も走るし金属の端子が露出されたままというのはまずいのではと思いました。
で、ホームセンターで色々物色してこのようにしました。
なんていうんですかね。
あのエアコンのホース通した壁の隙間を埋める粘土みたいなものです。
これだといつまでも硬化しないんで、もしダメならすぐ外せる割に複雑な形状でも完全に密閉されるので防水処理としては良いのではとやってみました。
で、お次はポジションランプ交換。
最初適当に透明な部分をもって引っこ抜こうとしたのですが案外硬くて抜けず、もしかして黒い部分から抜けるのか?と思ったりして、ソケットのどの部分から抜けるのかちょっと迷いましたが、結局ただ硬かっただけで透明の部分だけが引っこ抜ける感じで、そこにLEDバルブを刺すということでした。(最初片方が光らなかったのですが、バルブを180度向きを変えて刺したら光りました)
で、ヘッドライトユニットを組んでグリルをつけて本当の終了~。
天気が良かったのですっかり土方焼けしました。
まずはポジションランプ
で、お次は全灯!
ピカーン!
気持ちフォグランプのほうが色温度が高いような気がしますが、なかなかいい感じになりました。
感想
まず何と言っても非常に明るいですね。
真っ暗な山道を走ったのですが、この商品だけなのかもしれませんが、ハイビームにするとローも弱く点灯させて全域明るくできるという機能が気に入りました。
でもなにより格好良くなった。
これが一番!(笑)
ではまた