今年の夏はどう過ごされましたか?
最近は小中の夏休みは短く、25日で終了。
お昼を用意する親としてはありがたいですが、子供たちは不満そう(笑)。
我が家は今年は子供たちの予定がいろいろとあり忙しい中、無理くり沖縄の宮古島に行ってきました。
昨年はキャンピングカーを買った最初の夏なので沖縄は封印しキャンピングカーで色々と出かけたのですが、今年は私のちょっとした計画のために沖縄を復活させました。
私のちょっとした夢
昨年の夏、ひょんな思い付きから船舶免許を取り、その後いろいろな船の本を読んでいたのですが、その中にこんなものがありました。
世界一周 ヨットで悠々セカンドライフ: カタマラン うみねこ 航海記 がんばらなくても誰でもできる 世界一周ヨットの旅 ノウハウ満載
- 作者: 佐藤宗之
- 発売日: 2016/10/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ヨットで世界一周
この響きにすっかりやられてしまい(笑)一気に読みました。
で、思ったのです。
「よし、仕事を引退したらヨット買って世界一周しよう」と。
なんと安直な(笑)と自分でも思いますが、キャンピングカーで自由に移動する喜びを知った今、船はその究極系だと思えるんですよね。
何もない広い海原を風を受けてまっすぐ進む。
想像しただけでもう最高じゃないですか?(笑)
で、この本のヨットというのがカタマランという形のヨットで、それはこんな感じ。
横から見るとただのヨットですが、上から見ると普通のヨットが横に二つ並んだ感じの形をしてるんですよ。
この形の最大の利点は、普通のヨットの様に左右に傾いて走らずに、そのままの姿勢を保ち走るため姿勢が安定していて揺れにくいというものです。
まああとは単純に広いという利点もありますよね。
個人的には特に乗り物酔いをするたちではないのですが、長い航海でバンバン左右に傾くとそれだけで居住性が悪そうだなという気がしますよね。
おちおち物を簡単に置けないみたいな。
あと海に落ちそうとか。
で、実物が見たくてボートショーに行ってみたのですが、やっぱり良い(笑)
まあ値段が値段なんでいいに決まってるんですが、船はもちろんですが道のない海をひたすら走るっていう自由感がいい。自由人の私にはたまらないのです(笑)
よし!引退したら絶対ヨット買って、孫を連れて親子3世代で大海原を冒険しよう!
という老後の夢をひそかに持っているのです(笑)
実現に向けて
で、購読しているヨットの雑誌にこんな連載を見つけました。
んん?
カタマランで沖縄の島々をショートクルーズ。。。
これや!
この雑誌の記事では4泊5日で宮古島から石垣島をめぐる旅の紹介でした。
で、かみさんに打診したところ。
「うーん、大変魅力ではあるけど船酔いが心配」
とのこと。
まあそうだよな。
かみさんもそうだけど、子供たちも船の旅は未経験なので、
もし船酔いがひどい場合4泊5日は単なる拷問になるなと(笑)
で、この旅の企画をした会社の広告を見ると
どうやら日帰りチャーターから対応可能らしい。
そして宮古島についてちょっと調べてみると東洋一きれいだといわれるビーチがあるとのこと。
ということで、今回は様子見で1泊だけヨットをチャーターして、その他2泊はその東洋一のビーチ前に立つホテルに泊まる合計3泊4日の旅にすることにしました!
いざ宮古島へ
7月の最終週。
一家4人宮古島へ向かいましたよ。
ちょうど台風が関東に接近していて、八丈島方面は欠航のマークがつく中、沖縄方面は問題なくほっと一安心。
現地はドピーカンの快晴
否が応でも盛り上がる我が家(笑)
で、空港を出てレンタカーを受け取り、ホテルに向かう道すがらにちょうど食堂があったので軽いジャブでさっそく宮古そばをたべました(笑)
沖縄そばとの違いはいまいちわかりませんでしたがおいしかったですよ~。
ホテルに併設されている植物園に行きちょっと観光。
でも暑かったな(笑)
で、ホテルにチェックイン
するとなんと・・・
開業35周年記念で今晩限定でシークレットライブを開催するとのこと。
シックレットって(笑)と見ていたら・・・
んん???!!!
なんか見たことある人いるーーーー
島唄の人やん!!
聞けばホテルの中庭で宿泊者限定の野外コンサートが開催されとのこと!!
完全シークレットなので当然予約した時にも、前日電話でレストランを予約した時も何も知らずチェックイン時に初めて教えてもらったためテンション爆上げ!
特に下の子は小学校の発表会で「風になりたい」を演奏したのでよく知っていました。
実は沖縄旅行はこの前の週に行く予定でしたが、急遽上の子の予定で次の週にしたのですがそれが完全に大ヒット(笑)
うーん、付いてる(笑)
ワクワクしながらチェックイン!
リゾート全開(笑)
その日はプールと海でゆっくりしました
いや~、さすがにきれいでしたね。
もう岩とか貝殻とかサンゴとかまったくなくきめの細かい砂なので素足でガンガンいけました。
2週間前の台風でだいぶ砂が持っていかれたとのことですが十分綺麗でした。
夕方までゆっくり遊んで夕食
この日はビュッフェ
この日まで地味に絞っていましたがついに解禁で食べまくり(笑)
で、コンサート開始までゆっくりしていざ会場の中庭へ!
チェックイン時にもらったチケット代わりのリストバンドをして入場して席を確保!
前日に予約した食事の時間帯がたまたまよかったので前のほうに座れましたが、チェックイン後に予約した人はコンサートと被る時間帯になったようです。
うちもコンサートが次の日だったらちょうど食事の予約時間と被り音だけ聞く羽目になるところでした。あぶないあぶない(笑)
地元の方々の勇壮な演舞をみてこれまた地元出身の女性歌手のあとに・・・
オオトリキターーーー!
その名の通り島で聞く生の「島唄」もあり、
最後には「風になりたい」を夜の海風に吹かれながら会場皆で大合唱!
いやー、私はあまりコンサートに行った経験はないのですが、やっぱり生演奏と生の唄声の迫力はすごいですね。圧倒されました。
そして・・・・
締めくくりの打ち上げ花火!
最後はホテルロビーで素晴らしい演舞を披露してくれた地元の方々と記念撮影!
サプライズの本当に最高の夜でした!
これから「島唄」や「風になりたい」を聞くたびにこの日のことを思い出すだろうな・・・まさに物より思い出、本当に良い思い出になりました。
2日目
この日は車で観光!
車で色々と回りホテルに帰ってまたプール遊び。
その日の晩は夕日を見ながらのバーベキュー
潮風が気持ちよかったですね。
3日目
さあ、ついに来ました本命の3日目!
前日までの食べ過ぎとこれからのイベントのために皆果物2,3切れとヨーグルトだけの修行僧のような朝食をとり早々にチェックアウト!
いやー、いいホテルだった!
で、車を走らせて約束の港へ
すると・・・
きたーーッ、目の前には巨大カタマラン!
と思ったら、え?虹?
見るとヨットのためだけに用意されたようにど真ん中にきれいにかかる大きな虹・・・
あります?こんな出来過ぎな感動的な登場って(笑)
ちなみに虹は船長さんに挨拶して荷物を積み込んでる間にすぐに消えてしまいました。。。
実は2日前に宮古島に上陸したときに「無事につきましたよ」と船長さんにお電話していました。
その時に、本来は40フィートの船だったのですが、その発電機が壊れたため急遽54フィートの船で行きますと連絡を受けていました。
カタマランは最高45フィートしか実物を見たことがなかったので、54フィートはさすがにデカイし広い!
少しでも揺れないほうがありがたかったのでこれこそ渡りに船です(笑)
今回の旅は事前の打ち合わせで、ヨットがある平良港から宮古島の北側をぐるりと回り島の北東にある「大神島」という小さな島の近くで停泊する段取りになっていました。
なんでもこの辺が大変綺麗なダイビングスポットということと、島の間でサンゴ礁が広がり波が穏やかなのでシュノーケリングに良いということでした。
で、説明もそこそこにいざ出向!
途中みんなで釣りをして夕食ゲット
グルクンを大量ゲットしていざ停泊地へ(これの倍ぐらい釣りました)
到着後、船長さんがアンカーをかけてくれた後にシュノーケリングして
綺麗な海を満喫し疲れた後は
船長さんと助手のお姉さんが作ってくれたおつまみを食べながら、広い船上で夕日を眺めながらゆっくりと過ごしました。
で、夕食の準備ができたよーとのことで
新鮮じゃないとできないというグルクンのお刺身と、骨上げ、煮物のフルコース。
そのあとはメインの宮古牛のバーベキュー!
でもグルクン食べ過ぎてお肉があんまり食べられないという大失態!
船長さんとお姉さんと皆でお酒を飲みながらいろいろとお話ししました。
船長さんは本当に人生経験豊富な海の男。
自分の親父がこんな人だったら良かったなあと思いながら話していました。
本当の親父は仕事人間の堅物なんで見事に正反対(笑)
そんな中で心惹かれるエピソード
世界中をヨットで巡った経験のある船長さんのとっておきの思い出は?と聞きましたら、
「いろいろあるけど、波もなく風もない鏡を張ったような真っ黒な夜の海で、満天の星空が海面に写り、まるで自分が宇宙に浮かんでいるような錯覚を覚えるような光景だね」と
そこが海の上でもう周りが暗かったのでリアルに想像できて、軽く鳥肌立ちましたね。
絶対に子供たちと見よう、その光景を。
そう心の中で誓いました。
で、デザートの宮古島名物のめちゃくちゃおいしいマンゴーをたらふく食べて夜の宴は終了です。
そのあと、真っ暗になった空をふと見上げると・・・
おおーーー!
満天の星空に、 プラネタリウムの様に空の端から端まで伸びる天の川
その空に強力なレーザーポインターで船長さんが星座を色々と教えてくれました。
そしてそのあとは家族4人デッキにあおむけになり、満天の星空と5分おきに見える流れ星を深夜までずっとずっと眺めていました。
4日目
翌朝6時
もうすでに暑い(笑)
昨晩船は全然揺れずに思ったより快適で拍子抜けするぐらいよく寝れました。
まあキャンピングカーで鍛えられてるからかな
結構浅そうですが5メーターくらいはあるかな。
朝は暑いのでクーラーの利いた船内で船長さんとお姉さんと皆で朝食
この船を作ったときの話や航海の話、ホテル建設ラッシュで家賃が爆上げしている最近の宮古島の事情を聞きながら楽しく食べました。
そして名残惜しいですが帰る時間が来ました。
さらば大神島!
さらば宮古の海
最後は記念撮影
子供たちにもよくしていただき本当に楽しいヨットの旅でした。
来年はスキューバをしに来ますと約束して港を後にしました。
空港に向かう途中で急いで伊良部大橋を観光
この後は、ご飯を食べて地元の農協のような物産店でマンゴーをお土産で直送して、羽田直行便に乗り早々に爆睡しました(笑)。
最初の日に、サプライズコンサートがあり海もきれいで本当に一生残る良い思い出になったのですが、3日目のヨットの旅がさらに想像以上に最高過ぎてホテル泊がちょっと薄れてしまいました(笑)
でも宮古島、本当に良い島でした。
来年になったら娘もスキューバーができるそうなので、また必ず宮古島に再訪しようと思いました。
船長さんも歳で後継者がいないので早く来てくださいとのことでした。
一瞬、後継者候補に名乗りを上げる気になりましたが、会社のみんなの顔が浮かび考え直しました(笑)。
ではまた。